
熊野那智大社
くまのなちたいしゃ
那智の滝とともに祈る、結宮の大社。
由緒とご神徳
熊野三山の一社で、那智山の中腹に朱塗りの社殿を構える。主祭神の熊野夫須美大神は伊弉冊尊と同一視され、「結宮(むすびのみや)」とも称されて諸願成就・縁結びの神として信仰されてきた。信仰の源は、落差133メートルと日本有数の規模を誇る那智の滝への自然崇拝にあり、別宮の飛瀧神社では滝そのものを御神体として、社殿を設けずにまつっている。境内には、神武天皇を導いた八咫烏が役目を終えて石に姿を変えたと伝わる烏石が鎮まる。隣接する青岸渡寺の三重塔と滝を望む景観は熊野を代表する眺めとして名高い。杉並木の石畳が続く大門坂とあわせ、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部をなす。毎年7月の例大祭「那智の扇祭り」は、大松明の炎で参道を清める神事として名高い。
参拝のポイント
- 別宮・飛瀧神社では那智の滝を間近に拝む。滝そのものが御神体のため社殿はない。
- 青岸渡寺の三重塔越しに滝を望む構図は那智を象徴する景観。
- 参詣道の大門坂は杉木立の石畳が約600メートル続く。歩いての参拝が趣深い。
むすひ手帖の視点
御神体の大滝は、絶えず流れ落ちる水の気の象徴とされる。滞りを洗い流して出直したいときに、水の力を借りるように参りたいお社である。
御祭神・所在地
- 御祭神
- 熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)
- 鎮座地
- 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山
- アクセス
- JR「紀伊勝浦」駅からバス「那智山」下車
- 系統
- 開運・厄除系
※ 参拝時間・御朱印・祭事などの最新情報は、必ず神社の公式発表をご確認ください。 記載内容に誤りがある場合は、お問い合わせよりご指摘いただけますと幸いです。


